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ロードサイド店舗の建設費|コンビニ・ドラッグストアの坪単価

ロードサイド店舗の建設費|コンビニ・ドラッグストアの坪単価

※ 画像はイメージです

ロードサイド店舗の建物本体の坪単価は、一般的な目安で木造55〜80万円、S造(鉄骨造)70〜100万円、RC造(鉄筋コンクリート造)100〜130万円です。 延床50〜60坪のコンビニなら木造で約2,750万〜4,800万円、売場の設備が重いドラッグストア(坪75〜100万円)は100〜150坪で約7,500万〜1億5,000万円が本体工事の目安です(内装・什器・冷凍冷蔵設備・看板・外構・土地は別)。

ロードサイド店舗は平屋が多く、木造が得意な規模です。一方で、建てられる店舗の大きさは用途地域で決まり、売場面積が大きくなると大規模小売店舗立地法の届出も必要になります。この記事では、費用と、出店計画の段階で確かめる法規を整理します。

構造別の坪単価(ロードサイド店舗)

構造坪単価の目安工期の目安特徴
木造2×455〜80万円/坪3〜5ヶ月平屋・中規模に向く
S造(鉄骨)70〜100万円/坪4〜7ヶ月柱の少ない大きな売場をつくりやすい
RC造100〜130万円/坪8〜12ヶ月平屋の店舗では過剰になりやすい

※ 坪単価・工期は一般的な目安で、公的統計や実績の集計値ではありません。値はサイトの 建築の坪単価一覧 のロードサイド店舗の行と同じです。内装・什器・冷凍冷蔵設備・看板・外構・消費税は含みません。

幅の真ん中どうしで比べると、木造はS造より約21%、RC造より約41%低い水準です。

【計算例】業態別の概算建設費(木造2×4・本体工事)

業態延床面積の目安坪単価の目安(木造)計算概算建設費
コンビニ約50〜60坪55〜80万円(ロードサイド店舗)50〜60坪 × 55〜80万円約2,750万〜4,800万円
ドラッグストア約100〜150坪75〜100万円(ドラッグストア・調剤薬局)100〜150坪 × 75〜100万円約7,500万〜1億5,000万円
ロードサイド飲食店約40〜70坪80〜110万円(飲食店)40〜70坪 × 80〜110万円約3,200万〜7,700万円

業態ごとの坪単価は、坪単価一覧 と 飲食店の建築費 の値に揃えています。延床面積は業態・チェーンの標準店舗で大きく変わるため、自社の計画で置き換えてください。概算は 非住宅木造の建設費 概算の出し方 でも試算できます。

【早見表】用途地域ごとの店舗の上限

店舗を建てられるか、どの大きさまで建てられるかは、用途地域で決まります(建築基準法第48条・別表第二)。物品販売店舗・飲食店の主な制限は次のとおりです。

用途地域物販店舗・飲食店の上限(店舗に使う部分の床面積)
第一種低層住居専用地域原則として建てられない(兼用住宅で店舗部分50㎡以下などを除く)
第二種低層住居専用地域150㎡以下(日用品販売店・食堂・喫茶店など。2階以下)
第一種中高層住居専用地域500㎡以下(2階以下)
第二種中高層住居専用地域1,500㎡以下(2階以下)
第一種住居地域3,000㎡以下
第二種住居地域・準住居地域・工業地域10,000㎡以下
近隣商業地域・商業地域・準工業地域制限なし
工業専用地域物品販売店舗・飲食店は建てられない

※ 国土交通省の資料にある別表第二の概要から、物販店舗・飲食店に関わる部分を抜き出したものです。田園住居地域などの細かな条件、特別用途地区や地区計画による上乗せ、市街化調整区域の扱いは、土地の検討段階で自治体の窓口に確認してください。

建築基準法・関係法令で押さえるポイント

項目内容
特殊建築物物品販売業を営む店舗・飲食店は別表第一(四)項の特殊建築物
耐火性能(第27条)3階以上の階をこの用途に使う場合、2階の部分が500㎡以上の場合、この用途の床面積の合計が3,000㎡以上の場合に、特定主要構造部に所定の耐火性能が必要。平屋で3,000㎡未満なら第27条はかからない
防火地域・準防火地域(第61条)準防火地域では、階数2以下で延べ500㎡超〜1,500㎡以下なら準耐火建築物等、延べ1,500㎡超なら耐火建築物等。防火地域は延べ100㎡超で耐火建築物等
内装制限(第35条の2)耐火建築物・準耐火建築物以外の建物では、物販店舗・飲食店の用途が200㎡以上で、居室の壁・天井の仕上げに制限がかかる
大規模小売店舗立地法店舗面積が1,000㎡を超える小売店舗を新設する場合は、都道府県(政令指定都市)への届出が必要。交通・騒音・廃棄物などへの配慮が求められる

木造の平屋のドラッグストアでも、準防火地域で延べ500㎡を超えると準耐火建築物等が必要です。耐火の全体像は 非住宅木造の耐火基準 を参照してください。

大規模小売店舗立地法の届出は、届出から一定期間(原則8か月)を経過しないと開店できないため、出店スケジュールに影響します。店舗面積1,000㎡超の計画は、早い段階で都道府県の担当課に相談してください。

法定耐用年数(店舗用)

構造法定耐用年数(店舗用)
木造・合成樹脂造22年
金属造(骨格材の肉厚4mm超)34年
金属造(3mm超4mm以下)27年
金属造(3mm以下)19年
RC造・SRC造39年

(減価償却資産の耐用年数等に関する省令 別表第一)

耐用年数が短いほど毎年の減価償却費が大きくなり、費用計上の時期が早まります。償却できる総額は取得価額で決まっています。飲食店用は区分が別で、木造20年です(飲食店の建築費)。詳しくは 非住宅木造の減価償却と節税 を参照してください。

木造ロードサイド店舗のメリットと注意点

平屋・中規模は木造の得意分野

ロードサイド店舗の多くは平屋で、売場の天井高と開口を確保できれば足ります。この規模は木造2×4が得意とする範囲で、工期も短く計画できます。売場の柱を減らしたい場合は、スパン(柱と柱の間隔)を先に決めておきます(木造の柱スパンは何mまで?)。

建て貸しで出店する場合

地主が建物を建てて出店企業に貸す建て貸しでは、建物の所有者は地主です。建設費は地主が負担し、減価償却も地主側で行います。出店企業の標準仕様に合わせた建物を建てるため、契約期間が終わった後に別のテナントへ貸せるか、用途を変えられるかを、建てる前に確認しておくことが大切です。土地オーナーへの説明の考え方は 土地オーナーに木造を提案するためのトークスクリプト、他の土地活用との比較は 土地活用の選択肢を比較 を参照してください。

大開口・ファサード

店舗の正面の大開口やガラス面は、2×4の壁構造に開口の補強を組み合わせて計画します。開口を大きく取るほど耐力壁の配置に制約が出るため、ファサードのデザインと構造計画は同時に進めます。

補助金

木材の利用に対する国・自治体の支援が、店舗の新築でも使える場合があります。制度と窓口は 非住宅木造に使える補助金・助成金まとめ で確認してください。

【チェックリスト】出店計画で早めに確かめること

  • 用途地域と、計画する店舗面積が上限内か
  • 防火地域・準防火地域の指定と、延べ面積(準防火地域は500㎡・1,500㎡が境目)
  • 店舗面積が1,000㎡を超えるか(大規模小売店舗立地法の届出)
  • 前面道路からの出入口の位置と、駐車台数
  • 冷凍冷蔵設備・調剤室など、業態に固有の設備と電源容量
  • 建て貸しの場合、契約期間と、退店後の転用のしやすさ
  • 看板・ポールサインの設置(屋外広告物の条例)

よくある質問(FAQ)

Q. コンビニの建設費はいくらですか。 A. 延床50〜60坪の木造平屋で、本体工事の一般的な目安は約2,750万〜4,800万円です(坪55〜80万円で計算)。内装・什器・冷凍冷蔵設備・看板・外構・土地は別途です。

Q. ドラッグストアは平屋の木造で建てられますか。 A. 建てられます。平屋で売場が3,000㎡未満なら、用途による耐火の要求(第27条)はかかりません。ただし準防火地域で延べ500㎡を超える場合は準耐火建築物等が必要で、用途地域による店舗面積の上限にも注意が必要です。

Q. 鉄骨造と木造、ロードサイド店舗ではどちらが向いていますか。 A. 平屋・中規模で売場のスパンが一般的な範囲なら、木造は費用の目安で有利です。売場に大きな無柱空間が必要な場合や、防火の要求が重い立地では、S造と比較してください。

まとめ

項目ポイント
坪単価の目安木造55〜80万円、S造70〜100万円、RC造100〜130万円(ドラッグストアは木造75〜100万円)
総額の目安コンビニ50〜60坪で木造約2,750万〜4,800万円(本体工事)
用途地域第二種低層住居専用地域150㎡、第一種中高層500㎡、第二種中高層1,500㎡、第一種住居3,000㎡などの上限
防火別表第一(四)項。平屋3,000㎡未満なら第27条はかからないが、防火・準防火地域の規制は別
法定耐用年数店舗用で木造22年、RC造39年

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出典・参考

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