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ホームコラム自社ビルを木造で建てる — 法人の社屋・賃貸併用ビル投資という選択肢
経営戦略6分で読めます2026-06-29

自社ビルを木造で建てる — 法人の社屋・賃貸併用ビル投資という選択肢

自社ビルを木造で建てる — 法人の社屋・賃貸併用ビル投資という選択肢

※ 画像はイメージです

はじめに — 「自社ビルを持つ」を木造で実現する

賃料の上昇や移転リスクを背景に、自社ビル(社屋)を保有したいという法人ニーズは根強くあります。同時に、低層階を自社で使い上層をテナントに貸す賃貸併用ビルにすれば、本業のコストセンターを収益資産に変えられます。

こうした自社ビル・賃貸併用ビルは、これまで鉄骨造・RC造が前提でした。しかし木造で建てる自社ビルは、建設費・減価償却・節税のすべてで法人にメリットが大きく、近年中堅・中小企業の間で選択肢に入り始めています。本記事では、法人が木造で自社ビルを持つ意味を経営・財務の視点から整理します。

木造自社ビルの建設費の目安

構造別 坪単価の比較(中低層オフィスビル)

構造坪単価の目安工期
木造2×470〜100万円/坪6〜10ヶ月
S造(鉄骨)90〜120万円/坪8〜12ヶ月
RC造110〜140万円/坪12〜18ヶ月

※ 内装・設備・外構は別途。3階建てまでの中低層を想定。

延床150坪・3階建ての自社ビルなら、木造2×4で本体1.1億〜1.5億円が目安。RC造より3,000〜5,000万円規模のコスト差が生まれ、その分を自己資金の温存や設備投資に回せます。事務所用途の詳細は 木造事務所の建設費と坪単価 を参照してください。

法人が木造自社ビルを選ぶ4つの理由

1. 減価償却が短く、法人税の圧縮効果が大きい

木造(事務所用途)の法定耐用年数は24年で、RC造(50年)の半分以下。年間の減価償却費が大きくなり、毎期の課税所得を圧縮できます。本業で利益が出ている法人ほど、この節税効果は積み上がります。構造別の比較は 非住宅木造の減価償却と節税 を参照。

2. 賃貸併用で「コストを収益に変える」

自社使用フロアの上に賃貸フロアを載せれば、テナント賃料が借入返済の原資になります。本業のキャッシュフローに依存せず資産を積み上げられるのが賃貸併用の強みです。利回り計算の落とし穴は 木造アパート経営で失敗しないために — 利回り計算の落とし穴 が参考になります。

3. 自己資本の温存と資金調達

建設費が抑えられる分、自己資金の負担が軽くなり、本業の運転資金を圧迫しません。融資・補助金・リースの組み合わせ方は 木造非住宅の資金調達ガイド — 融資・補助金・リースの活用法 で整理しています。

4. ブランディングと採用力

木質の社屋は、来訪する取引先や求職者への印象が良く、採用・ブランディングにも寄与します。働く社員の温熱・空気環境の質も上がり、定着率改善が期待できます。

押さえておくべき財務・税務のポイント

  • 減価償却シミュレーション: 構造選択で毎期の損金額が大きく変わるため、税理士と耐用年数の影響を試算する
  • 金融機関対応: 事業計画とテナント需要の裏付けを用意し、賃貸部分の収益性を説明できるようにする
  • 出口戦略: 将来の売却・用途転換まで見据えると、増改築が容易な木造は柔軟性が高い

まとめ

項目木造自社ビルの優位性
建設費RC造比で30〜40%圧縮
減価償却24年(RC造の半分以下)で節税大
収益化賃貸併用で本業外の収益柱に
資金自己資本を温存しやすい
柔軟性増改築・用途転換が容易

自社ビルは「持てば終わり」ではなく、節税と資産形成を同時に進める経営判断です。木造なら、その判断のハードルを下げられます。社屋・賃貸併用ビルの新築をご検討の法人様は、概算と収支イメージの試算からお気軽にご相談ください。

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